脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
*このままじゃ、
☆*:・°★*:・°
★*:・°
「ケータイ鳴ってない?」
流川と寄りそってそのまましばらくソファに座っていると、
かすかにケータイの着信音が聞こえてきた。
「ああ、なんか聞こえるな」
「どこからだろ? 流川の?」
「いや、オレのじゃねーな」
「私のでもないけど」
ステップアップにしてるんだろうか、
どんどんはっきりしてくる音は、どっかの民族音楽みたいな聞いたことのない着信音。
「あ、そこだ」
どうやら音は、床に忘れられていったオネエマンのバッグの中から聞こえてくる。
「どーしよう」
「やまねぇな」
「しつこいね」
留美ってば、ケータイ忘れて仕事にいっちゃうなんて。
てか、バッグも持たないで飛び出してっちゃったけど大丈夫なのかな。