僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅱ


 >>あとがき


ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。


ラストはあんな感じで8年離れてさらに何年経ったかは決めてませんが、再び同居させると決めていました。形は少し違いますけれど、その辺りの理由はご想像にお任せしたいと思います。


書こうと思ってたことはいくつかあったはずなのですが、いざこうして完結してしまうと特になかったりするのですね。なんでヒツジを付けたかとか凄いどうでもいいことばかり……。


僕愛は物語だけれど、自分の今までがあったから書けた作品で、周りの人たちの今までがあったから書こうと思った作品でした。ほとんどの作品がそうかと思いますが、僕愛は1番色濃く出たかなと思います。


自分は今まで、綺麗にまっとうに生きてきたとは言えません。こんな経験があって、今こんな感じですなんてことは言いませんが。ただとても、生き辛い時期がありました。


今は生きやすいのかと言えば、そうでもないんですけれど。その時にはその時の、今には今の生き辛さがあって。悩んで苦しむたびに這い上がって、もしかしたら今もギリギリでしがみ付いているのかもしれません。


それでもめげずに、自分の心と向き合いながら、出逢えた大切な人達と笑い合いながら、毎日を生きていければなと思います。


とても未熟で拙い文章ですが、今出来る精一杯で僕愛に込めたものが、何か僅かでも伝われば嬉しいです。


気付けば完結にだいぶ時間が掛かりまして…。2年もお付き合いくださった方は勿論、1500頁近く追いかけてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。


僕愛を読んでくださった皆様の毎日が、どうか少しでも幸せだと感じるものでありますように。


最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとう御座いました!



2011.08.24
 愛を込めて。 沙絢

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