妄想彼女とクールな彼氏ちゃん
ガタンゴトンガタンゴトン



今オレは電車に乗っています。


電車の中は満員でキュウキュウ




最悪…






何でこんな時間やのに人多いねん!!



それに


おばさんの香水の臭いとおっさんの加齢臭が入り混じった臭いでめっちゃ臭い…




やばいほど臭い…








「う…うげ…」





何だこの声







「う…オエッ」




おいおい!!『オエッ』ってここで吐かれたらたまったもんじゃねぇぞ!!





と思い、声のするほうに目をやると、



そこには今にも倒れそうで、吐きそうな


真田(あやも)がいた。




俺は






スッ





・・・



と手を引いて


電車の一番端っこに連れて行き


オレは、
真田が人に潰されないようにと思い


電車の壁に手をつき

少し空間をつくって

その間に真田をいれた。






これで気分が良くなればいいけど……



















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