I miss you.Rabbit
第1章:別れと出会い
うーたんが死んだ日
別れは忘れていた頃に突然やってきた…。
「亜也ー!うーたんにエサあげたのー?」
「今あげるーっ!」
まだ6才だったあたしは、すぐに新しいものに興味をもって、古いものはすぐに飽きていた。
ペットもそう。
最近飼いはじめた茶色のトイプードルに夢中で、3才から飼っていたウサギのうーたんは後回しだった。
「うーたんご飯だよー。…うーたん…?」
いつもだったら、すぐに反応するのに今日は眠ったまま。
そっと触れてみると、
うーたんは冷たかった…。
「おかーさん!!…うーたん、死んじゃった…」
「亜也…。ウサギはね、寂しかったら死んじゃうの。
そうさせてたのは亜也でしょう?」
あたしが寂しくしてた…。
あたしが悪かったんだ…。