年上の先生
「次、山本読んで見ろ。」

私はいきなり当てられて、
どのページか分からず、
慌ててしまった。

「35ページ。」

いつの間にか私の横に、
立っていた先生が、
指摘してきた。

私は何とか読み終わり、
席に着いても、
ドキドキが収まらない。

何度か男性から告白を
受けた事はもちろんある。

けど、先生なのに、
それに20も年が離れた
先生にドキドキする
自分にもおかしい。

香は私をじっと見ていた。

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