年上の先生
「何だか担任?
目が腫れていたね?
何かあったのかな?」

「知らないよ。」

「昨日何度もアンタの
携帯や家に電話をしたと
言っていたわよ。」

「誰に?」

「私にだよ。
だっていつも静といるのは、
私でしょう?」

私は頷くしかなかった。

「静はあまり物を
言わない正確だけど、
少しは頼って欲しい。」

「ありがとう。」

私は何も無かったように、
香と一緒に教室に向かった。

先生が私達の後ろ姿を
見ているとは知らなかった。

けど、
この一件で私と先生の
関係が変わろうとしていた。
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