年上の先生
「俺を信用して欲しい。
教師としてでも、
1人の男としてでも、
どっちでもいい。

君の心の奥に、
しまい込んだ悩みを、
全て出して欲しい。

俺が全て引き受けて、
受け止める自信はある!!

君を悲しい思いから
救い出したいんだ。」

先生の両手が
私の頬を挟み込んだ。

そして、先生が
私の唇にキスをした。

私の初めてのキスは、
涙で一杯の、
涙の味がした。

素直になる事。
決して許される関係では
無い事分かっている。

けど、
私は先生に恋をした。
この涙のキスは、
一生忘れる事は決して
無いだろう。


< 28 / 102 >

この作品をシェア

pagetop