年上の先生
学校から帰ると、
先生の家から女性が
出てきた。

私は家に入ろうとした
時に声を掛けられた。

「あなた生徒さん?
助けて頂きありがとう
ございます。」

その女性は頭を下げて、
私もつられて頭を下げた。

「先生もこんな素敵な
女性がいるから、
良かったです。」

その人はキョトンと
した顔をして、
私を見つめてきた。

「何か勘違いでも?」

「だって先生の彼女さん
ですよね。」

「私がですか?」

「はい・・・。」

私は泣きそうになって
その人の顔を見れなかった。
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