年上の先生
「私。妹です。」

「はい?」

今度は私がキョトンと
した顔をしてしまった。

「私の勘違い?」

「ええ。」

「妹の多恵です。」

「私先生の生徒で、
山本静と言います。」

私と多恵さんは、
挨拶をした。

「兄はお義姉さんを亡くし、
どうなるか心配しました。

けど元気で教師をして、
私も安心しました。

兄の事宜しくね。」

多恵さんはそう言って、
帰って行った。
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