年上の先生
教室に戻ると、
私と香が席に着いた。

「今度の担任、
新しい先生だね。」

「うん。」

「恋に発展は無いね。」

「うん。」

「静?
何かあったの?」

「うんん。」

私は無理やり笑った。
それしか方法は無かった。

すると、先生が入ってきた。

「初めまして!!
池田信二です。
年は37歳です。
宜しく。」

何だか五月蝿く、
興味が本当に無かった。



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