年上の先生
「静。
先生は確かに年上で、
20も離れているよ。

けど、
1番に頼りたいのは、
先生じゃないの?」

香の言葉に私は
頷くしか無かった。

「けど1人で戦う決心を
したし、
温存だけど胸にメスを
入れることが怖い。

けど生きる為には、
それしか方法は無い。

だから、
恋も結婚も諦めた。
1人で生きていく事を
自分で選んだ。」

私は香を見つめると、
香は涙でボロボロだった。

「静。
何があっても生きて。
私はずっと静の
友達だよ。」

私は大事な友達を
手に入れた気がした。

家に帰ると、
先生が待っていた。
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