年上の先生
「山本。
確かに俺の心に妻が
残っているのは確かだ。

けど、
山本と出会ってから、
君しか見えない自分が
いたんだ。

君は生徒だから、
恋をしてはいけないと、
自分に言い聞かせた。

けど、
それは間違っていた。

君を初めて見たときから、
好きになっていた。

妻を忘れていなかったら、
あの時君を抱く事は、
なかっただろう。」

先生の声は涙で、
震えていた。
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