年上の先生
「担任になったからには、
気になるだろう?」

「ほっといて下さい。」

「ほっとけない!!」

私と先生は言い争いを
始めてしまった。

「両親はいないのか?」

「知りません!!」

「何故知らない!!」

「私は捨てられた!!」

先生は驚いた顔をして、
掴んでいた手を緩めた。

「誰にも、私の気持ちは、
分かるはずも無い!!」

私はその場を走って逃げた。

そのまま公園に行って、
大声を上げて泣いた。

誰にも分からない。
私の気持ちを・・・。
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