年上の先生
泣くだけ泣いた私は、
お弁当を買って、
家に帰った。

すると、
担任が外で待っていた。

私は無視をして、
家に入ろうとした時、
腕を持たれた。

「何処に行っていた?」

「別に。」

「心配なんだよ。」

「初めて会った先生に、
心配される必要はありません。」

「しかしだ!!!」

「ほっておいて!!
私は親に捨てられた。

私は誰も信用しないし、
仮に担任で隣に住んで居ても、
関係ないし、
私に関わらないで!!」

私は腕を持たれた手を、
のけて家に入った。

あんなに自分の事を、
必要とされた事が初めての、
私にとってビックリした。

「先生でも信用できない・・。」

何故か涙が出るのは、
何故だろう?
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