年上の先生
そう娘は私と信二の、
子供ではない。

そう養子なのです。

やはり子供が欲しかった
私は、信二にお願いをした。

「子供が欲しい・・。」

「けど、静の体を考えると、
産むのは無理だろ?」

2度ガンになってしまい、
子供が授かる可能性は、
低いかも知れない。

けどどうしても欲しかった。

「赤ちゃんを貰うのは
ダメかな?」

「貰う?」

「うん。
親が事情で育てる事が出来なく、
施設に預けている子供を、
自分の手で育てたい。

産めない分、その子供を
大切に育てたい。」

私は信二に伝えた。
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