年上の先生
「行ってきます。」

「いってらっしゃい。」

信二を学校に送り出すと、
優子と私は出かけた。

「ママ?」

「うん?」

「さびしい。」

私は優子を抱きしめて、
こう言った。

「パパもママも寂しい。
けどね、色んな友達を
作って欲しいの?」

「ともだち?」

「うん。
色々な事を覚えて、
パパとママに教えて?」

「うん。
いってきます。」

優子は3歳になったので、
幼稚園に行くようになった。
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