空をなくしたその先に
こうなっては、応戦するしかない。
艦橋へ駆け込むと、ビクトールがすでに命令を下し始めていた。
「戦闘機部隊発進!
ダナとヘクターも出るように伝えろ。
応戦準備もぬかるな」
「撤退、間に合いませんでしたね」
「たく、どっから情報が漏れたんだ。
まあいい。
先方から出てきてくれたというなら、全滅させてやるだけのことだ」
いらだたしげに舌打ちして、
ビクトールは壁をたたいた。
「サラ、作戦変更。
防御陣を展開する。
敵さんはたいした武器は持っていないだろうからな。
敵軍用艦の撃墜は戦闘機部隊に任せるさ。
俺らはこっちに来た戦闘機だけを相手にしてりゃいい」
「団長……何かひっかかりませんか?」
ためらいがちにサラは口を出した。
「普通の空賊なら、アーティカを相手にしようとはしないでしょう。
どこかの傭兵団と結びついていたりする可能性は?」
艦橋へ駆け込むと、ビクトールがすでに命令を下し始めていた。
「戦闘機部隊発進!
ダナとヘクターも出るように伝えろ。
応戦準備もぬかるな」
「撤退、間に合いませんでしたね」
「たく、どっから情報が漏れたんだ。
まあいい。
先方から出てきてくれたというなら、全滅させてやるだけのことだ」
いらだたしげに舌打ちして、
ビクトールは壁をたたいた。
「サラ、作戦変更。
防御陣を展開する。
敵さんはたいした武器は持っていないだろうからな。
敵軍用艦の撃墜は戦闘機部隊に任せるさ。
俺らはこっちに来た戦闘機だけを相手にしてりゃいい」
「団長……何かひっかかりませんか?」
ためらいがちにサラは口を出した。
「普通の空賊なら、アーティカを相手にしようとはしないでしょう。
どこかの傭兵団と結びついていたりする可能性は?」