空をなくしたその先に
白いシャツに茶のパンツにブーツ。
一つ一つを見れば、目立たないといえる。
「地味じゃない」
「着ている物は地味かもしれないけど、ダナが目立っているの!」
どん、とディオは足を踏み鳴らす。
「どこが?」
「赤い髪の女の子もいっぱいいるだろうし、緑の目をした子もいっぱいいるだろうけど。
町の女の子はそんな服を着ないし、髪だってもっと伸ばしている。
特徴あげて探されたら、すぐに見つかってしまうよ」
ディオの言葉を、唇をとがらせて聞いていたダナは逆に問い返した。
「じゃあディオは?目立たないの?」
ディオは肩をすくめる。
「僕は容姿に恵まれているわけじゃないし。
このあたりは金持ちも多いからね。
着ている物で目立つこともない」
それに地上のことは、自分の方が詳しいのだとディオは付け足した。
不承不承、ダナは森の入り口近くに隠れて待つことに合意した。
一つ一つを見れば、目立たないといえる。
「地味じゃない」
「着ている物は地味かもしれないけど、ダナが目立っているの!」
どん、とディオは足を踏み鳴らす。
「どこが?」
「赤い髪の女の子もいっぱいいるだろうし、緑の目をした子もいっぱいいるだろうけど。
町の女の子はそんな服を着ないし、髪だってもっと伸ばしている。
特徴あげて探されたら、すぐに見つかってしまうよ」
ディオの言葉を、唇をとがらせて聞いていたダナは逆に問い返した。
「じゃあディオは?目立たないの?」
ディオは肩をすくめる。
「僕は容姿に恵まれているわけじゃないし。
このあたりは金持ちも多いからね。
着ている物で目立つこともない」
それに地上のことは、自分の方が詳しいのだとディオは付け足した。
不承不承、ダナは森の入り口近くに隠れて待つことに合意した。