空をなくしたその先に
15.知らない世界
「お前たちなあ、
人の部屋で何やっているんだよ」
翌朝ディオたちを起こしたのは、フレディ本人だった。
昨夜着ていた服のままのところを見ると、昨夜はここには戻らなかったということか。
「何……って、うわあ!」
腕に感じた重みをディオは払い落とした。
フレディが何やっているのかと言いたくなる気持ちもわかる。
昨日は背を向けて離れていたはずなのに、
朝起きてみれば何故かダナに腕枕をしていたのだから。
着衣にいっさいの乱れはないが、
誤解を招きかねない状態であるのは寝ぼけた頭でも理解できる。
「……起こさないようにしてたのに、
なんでずかずか入ってくるのよ?」
払い落とされたダナは、身体を伸ばしながらベッドの上に座り込む。
フレディは勢いよくベッドに近づいてくると、
ディオの腕を掴んだ。
人の部屋で何やっているんだよ」
翌朝ディオたちを起こしたのは、フレディ本人だった。
昨夜着ていた服のままのところを見ると、昨夜はここには戻らなかったということか。
「何……って、うわあ!」
腕に感じた重みをディオは払い落とした。
フレディが何やっているのかと言いたくなる気持ちもわかる。
昨日は背を向けて離れていたはずなのに、
朝起きてみれば何故かダナに腕枕をしていたのだから。
着衣にいっさいの乱れはないが、
誤解を招きかねない状態であるのは寝ぼけた頭でも理解できる。
「……起こさないようにしてたのに、
なんでずかずか入ってくるのよ?」
払い落とされたダナは、身体を伸ばしながらベッドの上に座り込む。
フレディは勢いよくベッドに近づいてくると、
ディオの腕を掴んだ。