空をなくしたその先に
形のいい指を顎に当てて考え込む。
「私も一緒に行くというのはどうかしら?」
「行ってどうする?」
「警護に私の兵を連れていけるでしょう?
今から人を捜したのでは時間がかかりすぎるし、
どこの手の者が紛れ込むかわかりませんもの」
ディオは、目で二人を追いながら黙って聞いていた。
「今家に仕えている者は、五年以上雇っている者ばかりだから信用できますし。
私と貴方の関係をのぞけば、私とマグフィレット王国にはつながりはありませんし。
彼をねらってる人間が五年も前から、家にもぐりこんでいる可能性もまずないでしょう?」
「それなら兵だけ貸してくれればいい」
「それはできませんわ。
兵を貸してしまったら、
私を守ってくれるものがいなくなってしまいますもの。
いくらこの屋敷の警備が厳重とはいえ、
最後に信用できるのは人間ですわ」
「私も一緒に行くというのはどうかしら?」
「行ってどうする?」
「警護に私の兵を連れていけるでしょう?
今から人を捜したのでは時間がかかりすぎるし、
どこの手の者が紛れ込むかわかりませんもの」
ディオは、目で二人を追いながら黙って聞いていた。
「今家に仕えている者は、五年以上雇っている者ばかりだから信用できますし。
私と貴方の関係をのぞけば、私とマグフィレット王国にはつながりはありませんし。
彼をねらってる人間が五年も前から、家にもぐりこんでいる可能性もまずないでしょう?」
「それなら兵だけ貸してくれればいい」
「それはできませんわ。
兵を貸してしまったら、
私を守ってくれるものがいなくなってしまいますもの。
いくらこの屋敷の警備が厳重とはいえ、
最後に信用できるのは人間ですわ」