空をなくしたその先に
「二人ともなんでここに?」
イレーヌが顔の前で手をひらひらさせた。
両手の指を飾る指輪がきらきらと輝く。
「おかげさまで弾薬の納品をまかされましたの。
それと食料の補給も。
普段は運搬だけというのは請け負わないのですけれども。
次の装備変更時に期待していますわ。
ついでといっては何ですが、商品も売り込んできましたの」
「俺はただのつきそい……というか野次馬か」
商品の売り込みというのは口実のようだ。
イレーヌの目は、この場所からでも見えるディオとダナの新しい機体に鋭くそそがれている。
どうせなら、とディオがカーマイン商会から購入させた機体は、
外見こそ最初の機体そっくりだったものの、中の装備は最新型のものだった。
フレディはディオの研究内容を知っている。
フレディ経由でイレーヌにも伝わっているのだろう。
瞳には隠しきれない興奮の色がうかんでいる。
イレーヌが顔の前で手をひらひらさせた。
両手の指を飾る指輪がきらきらと輝く。
「おかげさまで弾薬の納品をまかされましたの。
それと食料の補給も。
普段は運搬だけというのは請け負わないのですけれども。
次の装備変更時に期待していますわ。
ついでといっては何ですが、商品も売り込んできましたの」
「俺はただのつきそい……というか野次馬か」
商品の売り込みというのは口実のようだ。
イレーヌの目は、この場所からでも見えるディオとダナの新しい機体に鋭くそそがれている。
どうせなら、とディオがカーマイン商会から購入させた機体は、
外見こそ最初の機体そっくりだったものの、中の装備は最新型のものだった。
フレディはディオの研究内容を知っている。
フレディ経由でイレーヌにも伝わっているのだろう。
瞳には隠しきれない興奮の色がうかんでいる。