空をなくしたその先に
「飛行島だからね。今現在もこの島はゆっくりと東北東に移動している。
停止させることも可能だけど、本拠地攻められたらたまらないだろう?
だから我々は常に移動しているというわけさ。
上空からの警戒にもなるし」
右手のない男が説明を追加する。
「下におりすぎたら、君の右手にあるボタンを押してやる。
そうすると、少しばかり上空にあがるってわけさ」
最初にダナに話しかけた男が、続く。
「高度は、君の正面。
常に三人体制、二十四時間で監視しているから、
墜落の心配はまずないよ」
残った一人が笑う。
「我々にできるのは、畑仕事と監視ぐらいだからなあ」
右手のない男が話を引き取った。
監視にあたるのは、戦闘から引退した者がメインなのだという。
若者があたったこともあったのだが、
いつの間にか引退した者がこの任にあたることに慣習が定まっていた。
停止させることも可能だけど、本拠地攻められたらたまらないだろう?
だから我々は常に移動しているというわけさ。
上空からの警戒にもなるし」
右手のない男が説明を追加する。
「下におりすぎたら、君の右手にあるボタンを押してやる。
そうすると、少しばかり上空にあがるってわけさ」
最初にダナに話しかけた男が、続く。
「高度は、君の正面。
常に三人体制、二十四時間で監視しているから、
墜落の心配はまずないよ」
残った一人が笑う。
「我々にできるのは、畑仕事と監視ぐらいだからなあ」
右手のない男が話を引き取った。
監視にあたるのは、戦闘から引退した者がメインなのだという。
若者があたったこともあったのだが、
いつの間にか引退した者がこの任にあたることに慣習が定まっていた。