空をなくしたその先に
「ディオ!十発撃ったら離脱するわよ」
「離脱ってどこへ?」
「後方基地!」
何度も出撃している間に、ダナが機体を操作するたびに体にかかる不自然な重圧にもだいぶ慣れた。
目を回すこともなく、ディオは修正した数値を入力する。
また敵の戦闘機が接近する。
ダナは機体を海面すれすれにまで降下させた。
敵機も食らいついてくる。
海面と機首がぶつかりそうなったところで、今度は機首を垂直になるほど上に向ける。
着いてこられなかった敵の機体は、そのまま海につっこんだ。
激しく水しぶきがあがる。
二人はそれを見ることなく、空高く駆けあがった。
ぐんぐん近づいてくる軍用艦の横っ腹にダナの放つ白い閃光が突き刺さる。
二人の機体を見つけて攻撃をしかけてきた敵戦闘機に、アーティカの戦闘機が弾をうちこむ。
それを確認する間もなく、二人はもう一隻の軍用艦へとつっこんでいく。
「離脱ってどこへ?」
「後方基地!」
何度も出撃している間に、ダナが機体を操作するたびに体にかかる不自然な重圧にもだいぶ慣れた。
目を回すこともなく、ディオは修正した数値を入力する。
また敵の戦闘機が接近する。
ダナは機体を海面すれすれにまで降下させた。
敵機も食らいついてくる。
海面と機首がぶつかりそうなったところで、今度は機首を垂直になるほど上に向ける。
着いてこられなかった敵の機体は、そのまま海につっこんだ。
激しく水しぶきがあがる。
二人はそれを見ることなく、空高く駆けあがった。
ぐんぐん近づいてくる軍用艦の横っ腹にダナの放つ白い閃光が突き刺さる。
二人の機体を見つけて攻撃をしかけてきた敵戦闘機に、アーティカの戦闘機が弾をうちこむ。
それを確認する間もなく、二人はもう一隻の軍用艦へとつっこんでいく。