空をなくしたその先に
波の規則正しい音が耳に忍び込む。
時おりまざる、工具がたてる金属的な音。
上を見上げれば、木の間から星が見える。
つい先ほどまで、あそこにいたのだと思うと不思議な気分だ。
ディオは目を閉じた。
眠らなくてもいい。体力を温存するだけ。
そう思っていたはずなのに、
浅いながらもなんとか睡眠時間は確保できたらしい。
意外と自分はずぶとかったのかと、
苦笑しながらディオは起きあがった。
東の空が白みかけている。
堅いところで寝ていたためか、さすがに体のあちこちが痛い。
一歩踏み出したところで、
関節がきしむのがわかった。
地面で寝るという経験は、
予想していたより体に負担をかけていたらしい。
そうはいっても、気分はさほど悪くなかった。
爽快、とまではいかなかったけれど。
時おりまざる、工具がたてる金属的な音。
上を見上げれば、木の間から星が見える。
つい先ほどまで、あそこにいたのだと思うと不思議な気分だ。
ディオは目を閉じた。
眠らなくてもいい。体力を温存するだけ。
そう思っていたはずなのに、
浅いながらもなんとか睡眠時間は確保できたらしい。
意外と自分はずぶとかったのかと、
苦笑しながらディオは起きあがった。
東の空が白みかけている。
堅いところで寝ていたためか、さすがに体のあちこちが痛い。
一歩踏み出したところで、
関節がきしむのがわかった。
地面で寝るという経験は、
予想していたより体に負担をかけていたらしい。
そうはいっても、気分はさほど悪くなかった。
爽快、とまではいかなかったけれど。