空をなくしたその先に
「お久しぶりです……こんなことになってしまって」
苦笑混じりに、ダナは頭を下げた。
あわててディオもそれにならう。
「こっちもね、手薄なのよ。
トーラスにいた戦闘機、
皆クーフへの援護に出してしまったから」
「リディアスベイルを出してしまったら、
トーラスが手薄になりませんか?」
「それはそれ。これはこれ、よ」
サラは肩をすくめた。
「ビクトールには私の判断で動けって言われてるし、
あちらの狙いはその坊やでしょう?
トーラスが攻撃される可能性は低いと思うの。
今のところ、こちらに向かっている船も飛行機もないという話だし、
問題はないはず」
それからサラは、ディオの抱えていたバスケットに目をやった。
苦笑混じりに、ダナは頭を下げた。
あわててディオもそれにならう。
「こっちもね、手薄なのよ。
トーラスにいた戦闘機、
皆クーフへの援護に出してしまったから」
「リディアスベイルを出してしまったら、
トーラスが手薄になりませんか?」
「それはそれ。これはこれ、よ」
サラは肩をすくめた。
「ビクトールには私の判断で動けって言われてるし、
あちらの狙いはその坊やでしょう?
トーラスが攻撃される可能性は低いと思うの。
今のところ、こちらに向かっている船も飛行機もないという話だし、
問題はないはず」
それからサラは、ディオの抱えていたバスケットに目をやった。