空をなくしたその先に
こういう遺跡は神殿だと考えられているが、
はっきりとした結論が出ているわけではない。
「ここにしましょうか」
石が頭上をおおって屋根のようになっているところを見つけると、ダナは足を止めた。
すぐ近くには川が流れている。
荷物を放り出して、ディオはその場にへたりこんだ。
昨日といい、今日といい、穏やかに一日を終えることはできないのだろうか。
ディオをその場に残したダナは、一度遺跡を出ていく。
戻ってきた時には、
両手にたくさんの枯れ枝を抱えていた。
ディオが動けないでいる間に、彼女は森と遺跡を何往復もして、薪を積み上げていく。
一息ついてからディオも彼女を追ったが、
運んだ薪の量は比べ物にならなかった。
十分な量の薪を確保してから、ダナは器用に小さな火を起こした。
はっきりとした結論が出ているわけではない。
「ここにしましょうか」
石が頭上をおおって屋根のようになっているところを見つけると、ダナは足を止めた。
すぐ近くには川が流れている。
荷物を放り出して、ディオはその場にへたりこんだ。
昨日といい、今日といい、穏やかに一日を終えることはできないのだろうか。
ディオをその場に残したダナは、一度遺跡を出ていく。
戻ってきた時には、
両手にたくさんの枯れ枝を抱えていた。
ディオが動けないでいる間に、彼女は森と遺跡を何往復もして、薪を積み上げていく。
一息ついてからディオも彼女を追ったが、
運んだ薪の量は比べ物にならなかった。
十分な量の薪を確保してから、ダナは器用に小さな火を起こした。