嘘つき彼氏


「いいから。放せって言ってんだよ!」



冷たくいいはなつ彼に怯えたのか女たちはすぐに私を放して屋上を出て行った




……怖かった


私はその場にしゃがみこんだ



すると彼は私の頭をポンポンと二回だけ軽く撫でて屋上を出て行った





…………私はこの時、彼に恋をしてしまった





< 16 / 379 >

この作品をシェア

pagetop