私はあなたにヒトメボレ
ヒトメボレ
「行ってきまーす!」
今は12月…
私、大野紗名(オオノサナ)中学3年生は
今受験の勉強の真っ最中だ。
「あっ!紗名おはよー」
「おはよ!友名!」
松田友名(マツダユナ)
私の昔からの心友。
「もう急がないと電車に遅れるよ~」
私達の中学は通学の仕方が決まっていないから
私と友名はいつも電車で通学している。
「間もなく、電車が発車いたします…」
「ハァ~、間に合ったね。」
「うん。ぎりぎりだけど。」
そして私はあることをし始める。
「あっ!いた!マジかっこいいわー」
「紗名シッ!声でかい。」
いつも電車に乗ると必ずイケメンを
探すのが最近のマイブーム。
でもそれは、ただ見つけるだけで
それだけでおわっていく…ー