私はあなたにヒトメボレ
キーンコーンカーンコーンー
「友名ー!一緒に帰ろうー」
「あっ、ごめん紗名。今日委員会。」
「そっかー、じゃぁ先帰るね。」
「うん。」
そして、私はいつものように電車に乗った。
けど、帰りに乗った電車はとても混んでいて
押されっぱなしだった。
いやだなぁ~っと思ったその時!
「ガゴンッ!」
「キャッ」
電車のカーブで体勢をくずしてしまった。
その体勢で誰かにもたれてしまい、
体勢を戻した。
顔を上げてその人に謝ろうとしたとき…
「ス…スミマセン…」
(ヤバッ、メッチャカッコイイー///)
チョーかっこいいイケメンの同年齢くらいの人が
あとちょっとで触れてしまうくらいの
近さにいた。
(カッコイイーマジやばいー)
家に帰るまでのこの電車の中では
ずっと同じことを考えていた。
この出会いが今後
また起きるとは知らずに…