ストロベリーショートケーキ
 


っていうことは必然的に、シンの耳にも入っているわけで…



「へーぇ、あのロリコン男め…」



にこにこ笑顔のケンケンの後ろでは、シンが腕を組んでコワイ顔をしてた。



「けーちゃんはロリコンじゃないよっ、だって、ゆあと3つしか違わないもんっ!」

「3歳も差あったら充分だろ」

「むー…」



ほっぺたを膨らませてシンを睨みつける。



「もー、ゆあのこといじめないでよバカシン」

「そーだよほんとバカっ」

「んなっ…」



二人に責められて、シンが怯む。



「でもさ、なんでちゅーなんかしたのかな、けーちゃん…」



今度はちゃんとパンの袋を開けて、少しだけかじる。



「うーん、少なくともそれは、下心があるからだろうね」



ケンケンは冷静にそう言った。

しっ…シタゴコロって…!?



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