ストロベリーショートケーキ



「あー、えっとね
ち…ゆあの友達がね、シンの事好きみたいで」

「は、俺?誰?」

「それは言えないんだけどー…、だから、シンとあんまり一緒にいちゃだめかなって」



ベタベタしないでって、言われたし…



「はー、そんな理由かよ」

「そんなじゃないもん」



ゆあだってすっごい悩んだんだから!



「まー、じゃ代わりに断っといて」

「え?」



向こうで紅茶をいれてたシンがこっちに来て、テーブルに二つカップを置くとゆあの前に座る。



「だって俺好きなのゆあだし」

「あ、そうなんだ
紅茶ありがと…って、え!!?」

「俺、なんか変なこと言った?」



それからシンがなんでもないみたいに紅茶をすする。

や、変なことっていうか…



そのあと、おばさんが帰って来て
シンの言葉の詳しい意味はわかんなかった。



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