ストロベリーショートケーキ
今日は、パパのお誕生日だった。
ママがはりきっておっきなケーキ焼いちゃって、ゆあたち3人ではとても全部は食べきれなかった。
だから向かう先はひとつ
お向かいさん家のピンポンを押す
中からちょうど、けーちゃんが出てきた。
「おすそわけです」
半分になったパパのバースデーケーキを渡す。
「お、ケーキじゃん!うまそうありがとー」
「シンと一緒に分けっこして食べてね」
「シンと…?ん、あれ、ゆあ知らなかったっけ?」
うん?なにが?
わからなくて、首を傾げる。
「シン、甘いもの嫌いじゃん」
「えっ…」
うそだ
だ、だってゆあがケーキとかお菓子とかあげたらいっつも食べてたよ?
それにおいしい?って聞いたらうんって…
でも、そういえば
いつもシンが進んで食べるってことなかったかも。
ゆあがあげて、食べて…そうだよ、だってシン…お店でいっつも飲み物しか頼んでなかった。
あ!昨日のイチゴプリンだって…
「いっつも、ゆあしか食べてない」