僕の恋光





僕は公園で、葛藤していた


成績が思うように上がらなくて


焦りと回りからの威圧感


僕には耐えられなかった


雪が降る中、何故かこの寒さが僕には心地良かった


すると、キミが傘をさして僕のところにきた


あの頃の僕のように、黙って隣に座り傘の中に入れてくれた


僕は遠くを見る


キミといる時の方が、何倍も心地良かった


何故か僕の悩みが、ちっぽけなものに思えたんだ


ありがとう


そう言うと、キミは答えた


いつかのお礼だよ


そう笑うキミを僕の中に閉じ込めた


キミは抵抗することもなく、僕の中にいたね


僕の突然の行動に驚かなかったのかな


でも、僕の心は雪を溶かすくらい温かった




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