Eternity〜秘密の愛〜
・現実は幻のように
―……PM23:00…
「ただいまぁ。」
寂しそうなママと別れ、何も思わないようにして帰ってきたあたしと真子。
相変わらず、お父さんは「あぁ。」と軽く頷いた。
キッチンを見たら、出来合いのお弁当とかカップラーメンのプラスチック類が山になっていた。
お父さんは料理は不得手。
「体に悪いよ。」
チラッとお父さんを見て、あたしは呟く。
「やっぱり、由美や真子が居ないと何も出来ないな。」
苦笑しながら、あたしに振り向いたお父さん。