Eternity〜秘密の愛〜
窓から差す夕陽が鈴恵の顔を照らして、大人びた感じの顔立ちに見せる。
「でも、運命なんて誰も決められないよ?」
永遠の愛を誓った、あたしの両親でさえも離婚した。
それからだ。
永遠の愛などクサい言葉も、結婚っていう永遠に結ばれるなんて行為も信じなくなった。
恋愛だけ、していれば良い。
そんなコトしか思えなくて。
誰も決められない。
だから、儚く散る春限定の桜のように散っていく"永遠の愛"。
「……だったらさ、」