Eternity〜秘密の愛〜
初詣で賑わった神社の近くの喫茶店なだけに、人口密度が高く、暖房も効いてるから暑い。
「…まぁ、応援だけはするから。
諦めるコトだけはしちゃダメだかんね?」
最後の一口を飲み干して、
「うん、分かってるよ。」
諦めは、逃げてるようにも思えるから。
それだけは、嫌。
―……PM14:30…
鈴恵と別れて、家に向かって歩いていた。
角を曲がれば、後は数メートル歩くだけという時。
「おい、由美。」
もう聞くコトも無いと思っていた声が、あたしの後方から聞こえた……。