Eternity〜秘密の愛〜
自分の身に、何かが起こりそうな危機感。
この寒気は、1月の寒さのせいだけでは無いだろう。
「…なぁ、何で何ヵ月も連絡よこさねぇんだよ?
新しく男でも出来たかぁ?」
健太は一歩一歩、あたしに詰め寄ってくる。
角は曲がった。
このまま後ろを向いて家へ走っても、健太の方が早い。
あたしは、ゆっくりと後ろへ後退る。
「…だって、健太は…」
「あぁ?俺が何だって??
言ってみろや?!」
…ヤバいっ!
健太が、あたしに殴りかかろうとした所で咄嗟に目を瞑った。