Eternity〜秘密の愛〜
・真実とは尊いもの…
―…PM23:00…
30分も掛けてついた場所。
それは、とある一軒の家。
暗くて見えにくいが、今どきのお洒落な一軒家。
「…さ、行くぞ。」
「う、うん。」
ここの土地は、あまり見慣れない。
一体、誰が住んでいるというのだろう?
タクシーを降り、チャイムを鳴らした翼。
「はぁ〜い、」
―…ガチャ。
男の人の声がして、出て来たその人。
「よぉ、翼。」
「陽介、ごめんな。」
陽介と呼ばれた人は、あたしの顔を見て「この子か…」と呟いた。