Eternity〜秘密の愛〜
だけど、鈴恵を抱き締め頭を撫でるコトしか、今のあたしには出来なくて。
言葉が、見つからない。
「ありがとう、鈴恵。
……ごめんね。」
鈴恵は首を横に振り、ただ泣くばかり。
辛かったよね。
負担に違いなかった。
昔から、あたしは鈴恵に迷惑かけっぱなしで。
「…ごめんね。」
何も、出来ない。
泣くばかりの鈴恵は、どんな気持ちでこの話をしたのだろう。
親友の母親が、親友の幸せを奪おうとしてると聞いたら、どう思うだろう。
いや、鈴恵は、どう思ったのかな。