Eternity〜秘密の愛〜



世間から見れば、間違っている二人なのかもしれない。


けど、あたしは間違ってるなんて思いたくない。





「…真衣が言った通り、
二人がどう想いあって生きてくかよ。」





兄妹だから、何?



大切な人に変わりはない。


絶対に、幸せになってみせる……。







……



「…さぁ、もうすぐ家に着くよ。」




真衣は、ただ無言で頷きマンションのエレベーターに乗り込む。




「ありがとう……」




か細く、だけどもあたしの目をしっかり見つめて真衣は呟いた。




「え?」



「こんなあたしでも、助けてくれて……。」





最後の語尾は、俯いてて聞こえにくかったけど…。












< 340 / 373 >

この作品をシェア

pagetop