Eternity〜秘密の愛〜
「そう!そうなの!!
許してくれたの!!!
……あたし、嬉しすぎて…どうしたら………」
泣きながら話すあたしに、電話の向こうの翼は相当困っただろう。
『良かったよな。
これで、ホントに幸せになれる……』
精一杯の言葉。
それが、またあたしを泣かせる。
「また、帰ったら話すね?」
『ぉう。今日はいつもより早く帰れるようにするからな。』
翼は優しい声でそう言った。
学生の頃に、上手く宥めてくれた先生のような感じがした。
まぁ、あたしよりも年上である翼だもの。
いつも、先回りして言葉を選び話してくれる。