Eternity〜秘密の愛〜
†─SIXTH─†
・永遠という名の…
────……
─────……
「ただいまっ」
いつもよりも1時間くらい早く帰ってきた翼。
「おかえり〜」
こんな当たり前なことでさえ、なぜか嬉しく思うのはあたしだけかな。
「由美っ、朝の電話…」
「えっ、わぁっ……」
帰ってくるなり、なんなり抱き締めてくる翼。
「良かったぁ……」
翼は、そう呟いた。
全てから解放された、安心感からくる言葉のように聞こえた。
「翼……。やっと、あたし達……。」
「ぅん………。」
二人とも、何も言えなかった。
ただ、どこからかくる安心感と温もりを目を閉じ感じていた。