Eternity〜秘密の愛〜


次々に皆がお風呂に入る。



「お姉ちゃん入ってきなよ。」



「…うん。」




あたしはお姉ちゃんとは名ばかりで、実際には真子の方が一枚上手だ。



何となくションボリ。






「由美、俺と一緒に入ろうか?」








あたしが風呂場に行こうとした矢先に声を掛けてきたのは、




「アハハ、なんてね。」



翼だった。




「ホント、アンタ馬鹿。」



あたしはプイッと踵を返して、風呂場に向かう。



その場の雰囲気は和やかだったけど、あたしと翼には言葉では言い表わせれない"何か"があった。










< 96 / 373 >

この作品をシェア

pagetop