言葉。
家に帰ってからずっと布団の中に閉じこもった。
溢れて出てくる涙が止まらなかった。
なんで??
どうして??
私、ずっと君と学校生活送りたいよ。
君のいない学校なんて…
私は母たちにばれぬよう涙を流す。
----お願い、神様。どうかこのことを嘘にしてください。
そんな願いも叶う訳がない。
いつもどおり学校に行くといつもの君の笑顔がある。
大切な大切な、あなたがいる。
君がここにいるのもあと1週間。
君に伝えなければいけないことがあるね。
それは、「ありがとう」
私の学校生活を楽しくしてくれて。
私に笑顔をくれて。幸せな時間をくれて。
ありがとう、ありがとう。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。
君がいなくなってから私の生活はどうなるかわからないよ。
でも、君がいなくても頑張っていけるように
君との幸せな時間を心の中に貯めていきたいと思う。
「ねぇ、沙耶。
ありがとう」