美女の危険な香り
「ええ。若い男がどうしても苦手で」


 千奈美が過去に体験したことを話し始める。


「初めてやったのは十七歳のときだったわ。相手が学校の先輩で、放課後の誰もいない空き教室で初体験したの」


「どうだった?」


「うーん……やけにいろんなところを触れたのだけは覚えてるけど」


「まあ、普通かもな」


「あと、ちょっと痛かったわね。それもはっきり覚えてる」


「気持ちよかったんだろ?同年代同士の性交で」


「それがね、そうでもなかったのよ」

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