モドリミチ
爪紅


きらきら と 光る 爪


電球の 光 を 一身に うけて


まるで 星彩




あぁ もっと 近くで


うたえたのなら


憎しみも 恨みも 後悔も 願いも


すべて つたわるような気がして




復讐を終わらせるんじゃなくて


前へと進むため


愛するため




この うた が とどくのなら


この 声 が とどくのなら


わたし は もっと 真剣に うたうべきだろう




大好きだから


くやしくて 止めたくて 潰してしまいたい




まるで 戦場




この目に 見えない あなたには


もう とどかないかしら?


< 9 / 27 >

この作品をシェア

pagetop