彼氏キケン地帯



そんな時だった。



ヴーヴー…


微かに震えるあたしの鞄。


授業中だっため、先生の目を盗んで急いで携帯を開くと、そこには尚からのメール。



え…!?



嬉しくて、つい授業中だということを忘れてメールを見た。



『授業終わったら、体育館倉庫に来て』



短いメールだったけど、それだけであたしのテンションは一気に上がった。


やった!!

尚がメールくれた!

尚があたしと会ってくれる!


ていうか、むしろ会いたがってる?!


だとしたら嬉しい!


だとしたら、以心伝心!

愛のテレパシーが通じたんだ!



幸せすぎだ!なんて、心の中で連呼していた。


それくらいに嬉しい。


上がったテンションは、当分下がることはないだろう。


だって、尚からメールがきたんだもん!


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