勝利の女神になりたいのッ!番外編
「体、キツくないか?」
そっと額に触れながら心配そうに私の瞳を見つめる嶋田さん。
「幸せだったよ。」
私は満面の笑みで応えたんだ。
「無理させてごめんな、我慢しすぎて制御出来なかった。」
情けないよなって肩を落とす彼も愛おしくて胸があたたかくなる。
無理なんてしてない。
私も望んでいたことだもん。
そりゃ、正直…。
痛かったよ?
でも痛みを消すくらい私を包み込んでくれる深い愛を感じることが出来たから幸せだって思えたよ。
「大好きッ!」
ギュッと抱きしめられて彼の体温を肌で感じながら眠りについた。