そばにいれたなら







それからあたしはしばらくして
定番の肉じゃがを作り終えた。


本当にあたし…レイさんの家に
きちゃったんだなあ、なんて思いながら。


前はただ見てるだけだったのに。



テーブルに全部運んで

ちらっとベッドの上に眠る

レイさんに目をやる。




スースー、って寝息たててるし。




全然起きる気配ないし。




ベッドの上で寝てるから
毛布下にしてる…。




なおしてあげるべき?




でもでも!起こしたらなんか
気まずいよね…。


あ!でも起きてもらった方があたし的には
都合いいんだよ!うん!




頭では起きてもらいたいのにそーっと
レイさんに近づいていく。



やっぱり遠くから見てた時と
かわらない。
綺麗なレイさん。




< 33 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop