そばにいれたなら
それからあたしはしばらくして
定番の肉じゃがを作り終えた。
本当にあたし…レイさんの家に
きちゃったんだなあ、なんて思いながら。
前はただ見てるだけだったのに。
テーブルに全部運んで
ちらっとベッドの上に眠る
レイさんに目をやる。
スースー、って寝息たててるし。
全然起きる気配ないし。
ベッドの上で寝てるから
毛布下にしてる…。
なおしてあげるべき?
でもでも!起こしたらなんか
気まずいよね…。
あ!でも起きてもらった方があたし的には
都合いいんだよ!うん!
頭では起きてもらいたいのにそーっと
レイさんに近づいていく。
やっぱり遠くから見てた時と
かわらない。
綺麗なレイさん。