そばにいれたなら







だけど今度はただ入口付近をなめる
だけでレイさんは離れていった。



本当この人は何がしたいんだか…。



安堵しているとレイさんは
あたしと少し距離があるなかで
言葉を発した。




「レイでいいよ」



「え?」



「さんは、いらない。次からレイって呼んでよ。」




「次から」その言葉だけで次も会って良いんだ、なんて喜んじゃう。



ってレイって!?レイさんのさんを
とれと!?




「いやっ!無理無理!」



「レイって呼ばなきゃ返事しないから」



えぇ!?

なんかいきなりキャラ変わってない!?



すごいシリアスだったのに…!



レイさんは今呼んで欲しそうな顔
してるし…。



仮にもレイさん年上なのに……。



< 43 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop